健康は目からはじまる

「最近、口呼吸のひとが増えています」
開口一番、ツヅキさんが言う。

――一口で呼吸する?

「電車のなかでスマホを見ているひとの口もとを見ると、マスク越しでも分かるほど、かすかに開いている場合が多いんです」

――無呼吸症候群も口呼吸ですよね。
「ええ。イビキをかいているときは口で呼吸しています。ひとは鼻呼吸が自然です。口呼吸は健康上よくないんですよ」

――え?そうなんですか。

「息苦しいと感じると、肺に酸素を取り込めるよう口呼吸に頼ります。すると、血液中の二酸化炭素濃度が低くなるんです」

――その状態の、どこが悪いんですか?

「動脈が収縮して、からだ全体に酸素を届けにくくなるんです。口呼吸をつづけると、過呼吸症候群になり、手足がしびれて筋肉が硬直してしまいます」

――でも、どうしてそんなに口呼吸のひとが増えたんですか?

「リラックスしていないからです。本来の呼吸ができていない」

――いったい、呼吸とフタワソニックと、どういう関係が?

「実は、目だけではなからだ全体の健康維持に、超音波は「イイんですよ」

フタワソニックは、超音波で視力が回復する医療機器。一日10分間、まぶたの上から超音波をあて、近眼や老眼で、硬くなった眼球をマッサージするのだ。
「フタワソニックは『目の温泉』です。超音波で目のまわりの血行をよくし、目や脳をリラックさせます」
パソコンやスマートフォンが普及して、目は至近距離から光を受けることが多くなった。

「目を酷使する生活→よく見ようと姿勢が悪くなる(猫背)→口呼吸が多くなる→血液の巡りが滞る→自律神経が乱れる→全身の不調。こういう負のスパイラルにどんどん入っているわけです」
目から始まり、全身の筋肉がストレスで凝り固まっていく。
「フタワソニックの超音波は、細胞レベルのマイクロマッサージです。この負のスパイラルを正のスパイラルに変えるんです。目や脳をリラックスさせる→姿勢がよくなる→鼻呼吸→血が巡→自律神経がととのう→よく眠れる→からだのバランス回復

――目のストレスを取ってあげることで、からだの隅々がリラックスしていくんですね?

健康は、まず目から。目は口ほどにものを言うといいます」
そう言って、ツヅキさんは白い歯を見せた。
(ツヅキさんの話は次回に続く)