「目に、特効薬ってないんです」
開口一番、ツヅキさんが言う。
――え?眼鏡やコンタクトをつけると、近視や乱視でもよく見えるようになるんじゃないですか?
記者が訊くと、ツツキさんは大きく首をふった。
「眼鏡やコンタクトは、矯正視力レンズの助けを借りて、見かけ上、視力が良くなるわけです。歯でたとえると、入れ歯や差し歯でも、いずれ眼鏡の度は合わなくなりますよね?」
――たしかに……。
「みなさん、気が早いんです。寝る前に薬を飲んで、朝起きたら、眼鏡がいらなくなっていたなんていうふうに手っとり早く治りたいと思ってらっしゃる。しかし、10年かかって近視が進んだのなら、戻すにも10年かける位の気持ちを持つのがいい」
――じゃあ、どうすればいいんですか?
「ま、ま、そう慌てないで(笑)。それこそ長い目で見ましょう。近視が進んだのは、スマホやパソコンなどで目を酷使し、姿勢が悪くなったりしたから。つまり、視生活が悪かったんです」
――画面を凝視するのは良くないと、わかってはいるんですが、ついつい……。
「睡眠、姿勢、照明、食生活、スポーツ、ストレス。この「6つのS」を改善すること。そして、近視の超音波治療器を使うこと。そうすれば、時短できます」
――治療器なんて、あるんですか!?
「はい。それがフタワソニックです。目に微弱な超音波をあて、血行をよくします。いわば、目をゆったりと温泉につからせ、じっくり疲れをとってあげる。そのあと、まばたきやグルグル回しなど、目の体操をするとバッチリです」
――1日何分くらいかかるんですか?
「フタワソニックをまぶたに当てるのが10分。目の体操が3分。温泉と、その後のストレッチみたいなものです。しかもフタワソニックは副作用もゼロ。家族全員で何年も使えるから経済的です」
――眼鏡やコンタクトを家族それぞれ数年で取り替えるのを考えると、ほんとそうですね。
「超音波は脳まで達するので、脳がリラックスして、自律神経をととのえ、身体全体のバランスもとってくれます。『目は心とからだの窓』なんですよ」
なるほど。目から健康が始まるんですね。
(ツヅキさんの話はまだまだ続のでした)