プロ棋士の脳の動きを科学する

プロ棋士の脳の動きを科学する

プロ棋士の驚くべき脳ポテンシャル

 10年ほど前に理化学研究所などの研究チームが、プロ棋士が次の一手を考えるときの「判断」を脳科学で初めて解き明かす研究を米科学誌サイエンスに発表したことを思い出した。
 研究には羽生善治名人(当時)らプロ28人とアマチュア34人が参加。実験では、将棋の盤面で「序盤」「終盤」の局面を瞬時に見せ、脳のどの部位が活発に働くかを機能的磁気共鳴画像で調べた結果、プロでは視覚に関係する大脳頭頂葉の後部内側楔前部けつぜんぶ)がアマの約3倍強く反応したという。
 次に詰め将棋の盤面を1秒間見せた後、「次の最善の一手」を2秒以内に回答してもらうと、プロでは大脳基底核(尾状核頭部)が活発に働き、その働きが活発なプロほど正解率が高いのがわかった。アマではほとんど活動しなかったという。
 田中啓治チームリーダーは「被験者には光ファイバー搭載の高解像度ゴーグルを通して、盤面を見てもらいました。直観的に考える訓練を重ねるうちに、初めは情報を大脳皮質で処理していたのが、意識に上らない大脳基底核でも処理するようになったといえます」と語る。
 何百手も先の手を読むプロ棋士の「脳活動」は計り知れない「能力」を秘めているようです。

将棋を盤面

夢のメカニズムと快適睡眠のとりかた

 最近、「夢」を科学するという特集が「週刊現代」に掲載されました。
 夢のメカニズムがだいぶ解明されてきたので、近い将来、夢の続編や、日中でも昨夜見た夢を思い出してコントロール(記録)できるかもしれません。
 目と脳には密接な関係があり、快適な睡眠を得るためには目を休ませ、毎日同じ時間に就寝・起床を繰り返すのが理想です。それは人間の体の中にある「体内時計」のリズムを狂わせないようにするためです。現代は「目を酷使する時代」で快適な睡眠がとりづらくなり、目も身体も心も疲れ切っています。

快適睡眠する男性

マイクロマッサージで目や脳も快適リラックス

 「目」の温泉的効果をもたらす超音波治療器フタワソニックのマイクロマッサージは、眼球・眼筋・視神経をほぐすだけでなく、脳や首・肩の硬くなったコリもやさしくほぐしてくれます
 東京・新宿にある若松河田クリニックの松岡瑠美子院長によると「フタワソニックを目の上(眉付近)にある経絡にあててみたら視力回復とともに不眠症の改善になった」そうです。
 虫歯予防に「歯磨き習慣」が定着した日常の中で、次は、フタワソニックによる「目の癒しタイム」が近視予防・眼病予防等に役立つ、暮らしの中の目の救急箱になれる日を待ち望んでおります。