小中学生の近視は過去最高を更新

小中学生の近視は過去最高を更新

裸眼視力が1.0未満の小中学生は過去最高

 入学式が終わると新入生、在校生ともに健康診断が待っています。最近の子どもの体は大きくなったが、体力はなくなったといわれて久しいですが、なかでも近視は増加の一途をたどっています。最新の調在(学校保健統計調査 2020年度)によると、裸眼視力1.0未満の子どもたちは小学生で約37%中学生が約58%と過去最高を更新し、高校生は約63%年齢が高くなるにつれて増加傾向にあることが報告されています。

裸眼視力が1.0未満の小中学生が増加

パソコン・スマホ等で子どもの目は疲れている

 2020年度の教育改革により小中学校に在籍するすべての児童・生徒にタブレット端末が配布されるようになりました。パソコン教育が始まり、幼少期からスマホ等の液晶画面に慣れている子どもが多く、コロナ禍の影響もありリモート授業の時代に突入しました。
このような生活環境の中では、勉強時間と休憩時間のバランスがとても大切になってきます。視力低下は自覚症状が非常にわかりにくく、子どもがテレビ、パソコン等画面を見るときにHを細めていたら「赤信号」を発していると考えましょう。
 学校での視力検査は、AーD(A:裸眼視力1.0以上、B:0.7ー0.9、C:0.3ー0.6、D:0.3未満)判定になり、裸眼視力の結果が4段階の評価になっています。
 視力とは、物体がどのくらい見えるかを数値化したもので、静止視力や動体視力などさまざまありますが、一般的には視力=静止視力を指します。
 視力検査時でお馴染みのCマークは、ランドルト環と言って、パリで活躍したスイスの眼科医エドムンド・ランドルト氏が考案し、1990年代に視力検在の国際基準に認定されたものです。百年経った現代でも現役の主役です。

授業でタブレットを利用

マイクロマッサージで疲れた目の筋肉を優しくほぐす

外眼筋肉の図版

 人は、筋肉の鎧を着っています。目も6本の外眼筋肉(上直筋・下直筋・内直筋・外直筋・上斜筋・下斜筋)と眼球内の水晶体についている筋肉(毛様体筋)の合計7本で、ピント合わせの微調整をしているのです。
近業(近くを見る作業)時間が多いと目は正座状態にあり、筋肉は疲弊しています。硬くなった体をほぐすには、お風呂や温泉などに浸かることで心も体もリラックスして元気になりますが、Hの場合は、超音波治療器フタワソニックのマイクロマッサージが眼球から眼筋、視神経、脳の奥まで細胞ごとに優しくほぐしてくれます。
 親子三代で長く使えるので、視力回復・予防・目の癒しに注目されています。