鬼の目にも涙が必要

「目に関することわざって、とてもたくさんありますよね」

ツヅキさんが言う。

「『目は口ほどにものを言う』なんて、じつに深い言葉です。いま人気のモノマネメイクタレント・ざわちんさんは、目だけ芸術的に化けてますもんね。目合ひ(まぐはひ)って古い言葉は、目を見合わせて男女が愛情を交わすことですから」

たしかに人間の感覚のなかで、最も優位なのは視覚だろう。

「目は脳の出先機関なんです」

――は?それってどういう意味ですか?

「みなさん、目でものを見ていると思っていらっしゃいますが、二つの目から入ってきた情報を脳が合成して、立体感をだし、色を鮮やかにし、映像を形づくっているんです」

――なるほど。

「現代人は目を酷使して暮らしているので、中高年になると、どうしても目が重くなってくるんです。筋肉が張るのと同じで、血行が悪くなる。目の周りの七つの筋肉が凝っちゃう」

――肩こりや腰が重いときは、揉みほぐしてもらいたいですよね。

「そういうときに、フタワソニックの超音波は、温泉に入ったときのように、目の筋肉等をほぐし、脳もリラックスさせてくれます」

――ツヅキさんはフタワソニックを10分間目にあてた後、マバタキ体操(屈伸運動)、強い瞬きを5回、普通の瞬きを30回しなさいと仰ってますよね?

「ええ。瞬きはとても大切。細な感覚器官で外部に露出しているのは目だけなんですが、その目を守ってくれるのは涙です。瞬きをすることで涙を行き渡ら角膜に栄養を与えてバリアをつくっているんです。瞬きをしないとドライアイになってしまいます」

――目が乾燥するんですね?

「そうです。ドライアイになると目がショボショボしますよね。そういう人は意図的に瞬きをすると、涙腺から新しい涙が出てくるんですよ。瞬きは涙のポンプなんです。目に潤いが戻ると見た目にもシャキッとします。文字通り『生きた目』になります」

――フタワソニックはどう関係するんです?

「目と脳をマッサージしてくれます。交感神経と副交感神経のバランスをとってくれるんです」

――適度に涙を流すことは大事ですね。

「画面を凝視していると瞬きしないでしょう?リラックスしているからこそ、涙が出て、それが目にもいい。鬼の目にも涙は必要です」

(ツヅキさんの話はまだまだ続くのだった)