現代人にドライアイが増えている理由
先日、NHKテレビの朝番組「あさイチ」内で「ドライアイ」について放映されていました。夏に急増する「ドライアイ」の要因として、エアコン、扇風機等の風によって目(角膜)をガードしている涙と油のバリアが壊れ、乾燥注意報になるのだそうです。なお、こうした乾燥リスクは夏に限ったものではなく、冬場の暖房やエアコンの風でも同様に涙のバリアが崩れやすく、季節を問わず注意が必要です。
また、最近は顔にフィットしていない大きなマスクをしていると、マスクの隙間から自分の息で目(角膜)が乾きやすくなる人が増えているようです。
根本的原因として瞬きの回数が極端に少なくなることによってドライアイや眼精疲労を起こしやすくなるといわれています。
解消法として、蒸しタオルを瞼に当てたり、瞼付近の眼輪筋等を軽く上下運動(きつね目)させたりすると瞬きの回数が平均回数に近づいてきます。
自然に瞬きをすることで、最強の目薬といわれる「涙」と「油」のバランスが取れてすっきりさわやかな視界が期待できます。

超音波マイクロマッサージで気軽に目をリフレッシュ
近年、「スマホ老眼」「スマホ斜視」「ドライアイ」といった現代病ともいえる症状に苦しんでいる人が増えるとともに、スマホやTVゲーム依存症による近視が急増し、社会問題になっています。そこでにわかに注目されているのが、超音波治療器「フタワソニック」です。
目にやさしい微弱な超音波の刺激が目の深層部まで届き、硬くなった眼球や眼筋・視神経等の部位をマイクロマッサージで細胞ごとほぐし、血行を促進してくれます。
フタワソニックは開発されてから60年が経過しましたが、開発当初は全国250か所以上の病院で実際に眼病治療に使われていた実績のある医療機器で、近視になって2年未満の方の改善率が71.1%という臨床データが第16回日本臨床眼科学会他で発表されました。
現代人にとって毎日通院することは難しいことから今ではよりコンパクトなデザインになり、1台あると親子三代、家族全員、職場内で簡単に目のリフレッシュ・タイムが共有できるようになりました。

超音波治療の応用研究が進んでいる
また超音波治療の応用研究も各研究機関で急速に進んでいて、東北大学では超音波でアルツハイマー治療の研究が始まり、超音波の微弱な振動が眼球の奥にある脳(視覚野)まで届くことに注目した新宿の若松河田クリニックの磯崎収医師らの研究グループは昨年「第25回日本統合医療学会」で「睡眠の質に対する視力改善微弱超音波照射の臨床試験」を発表し話題になりました。
超音波の応用研究が今後さらに発展し私たちに朗報をもたらす日も遠くはありません。
