人は脳で見ている

――前回、ツヅキさんは「目は脳の出先機関」とおっしゃいましたが。

「はい。ヒトは目でものを見ていると思っていますが、じつは脳で見ているんです。たとえば夢を見たとき、不思議なもので、近視や乱視のひとでもその映像はくっきりしてるでしょ」

――そういわれてみると、たしかにそうですね。

「脳がチューナー、目がカメラと考えると、わかりやすいです。左右の目はそれぞれ微妙に違う角度で外界を撮影しています。それを映像化しているのが脳です。二つの眼球から入ってきた外部情報を、立体感のある3D映像として、脳のなかに作り上げているんです」

――作り上げるということでいえば、目は都合良く映像を見ていますよね。たとえば野球のネット裏で観戦していても、ネットはまったく気になりません。

「文楽の黒衣も観客にとっては邪魔になりませんもんね。脳が判断して消し去っているわけです。そういうふうに情報を取捨選択する能力もありますが、補完作用があるところも脳のエライところです」

――たとえばどういう補完を?

「文章を読んでいて『あれ?同じところ2回読んじゃった』ってことがあるでしょ?あれば、利き目が疲れてきたときに、もう片方の目が働いている状態なんです。本来は利き目の方がよく見えるんですが、脳が両眼の疲労バランスを考えて適度に使い分けるんです。これ以上仕事をさせちゃダメだと」

――脳ってすごいマネジャーですね。

「万が一、片眼が不調でも、両目で見ることで一つの像に見えるようにしているんです。不思議なのは、うちのフタワソニックを片眼に当てると、当てた方の視力だけがよくなるんじゃなくて、反対の目もよくなる。交差神経で脳とつながっているからです」

――なるほど。脳って素晴らしいんですね。

「フタワソニックは超音波なんで、目から奥行き30ccまで届きます。頭のなかの血流もよくして、脳全体のリラックス効果を生むことができる。目の疲れは脳の疲れですから、目やその周りの神経をほぐすと、脳も安らぐわけです」

――目と脳は毎日大活躍ですもんね。

「疲れたときは温泉に入ってゆったりするのが大事ですよね。フタワソニックはまさに目と脳の温泉かもしれません」

(ツヅキさんの話はまだまだ続くのだった)